プロキシ認証の通し方まとめ その2
お久しぶりです、日野原です。
読者の皆さんは山本のレビューの設計編を楽しみにしていらっしゃると思いますが、彼は最近何やら忙しく飛び歩いていて、ここの記事を書く時間がとれそうにないのでもう少々お待ちください。
私はこの3ヶ月の間にまたプロキシの設定をしなければいけないケースに遭遇したので追記しておきます。
今回もプロキシの情報は同じとします。
| ホスト | proxy.example.com |
| ポート | 8080 |
| ユーザ | foo |
| パスワード | bar |
sudo 編
まず、前回基本編で挙げた
export http_proxy=http://foo:bar@proxy.example.com:8080
ですが、これの適用範囲が広がりました。
rubygems編で「sudo では環境変数を引き継げない」と書いてしまったのですが、これは私の無知で、実は設定で引き継ぐ環境変数を指定できることがわかりました。
設定するためには、/etc/sudoers の env_keep という変数に引き継ぎたい環境変数を指定します。
具体的には、
Defaults env_keep = "COLORS DISPLAY HOSTNAME HISTSIZE INPUTRC KDEDIR \
LS_COLORS MAIL PS1 PS2 QTDIR USERNAME \
LANG LC_ADDRESS LC_CTYPE LC_COLLATE LC_IDENTIFICATION \
LC_MEASUREMENT LC_MESSAGES LC_MONETARY LC_NAME LC_NUMERIC \
LC_PAPER LC_TELEPHONE LC_TIME LC_ALL LANGUAGE LINGUAS \
_XKB_CHARSET XAUTHORITY"
という箇所があるので、これの最後の行を
_XKB_CHARSET XAUTHORITY http_proxy NO_PROXY"
と変更します。
これで rubygems や yum を sudo で動かすときには別途プロキシを設定する必要がなくなりました。
ちなみに /etc/sudoers を編集するときには chmod して編集して戻してなんてせずに、visudo を使ってくださいね。
pear / pecl 編
PHP のモジュールを追加するときに使う pear や pecl は、プロキシ対応を独自でやっているので設定しなくてはいけません。
設定するには次のようにします。
% pear config-set http_proxy=http://foo:bar@proxy.example.com:8080
ちなみに、これで設定すると pecl にも反映されるので pear だけ設定すれば OK です。
試しに確認してみましょう。
% pecl config-get http_proxy
http://foo:bar@proxy.example.com:8080
air 編
Adobe の air のアプリケーションを作って配布するためには .air ファイルにパッケージングする必要がありますが、その際にタイムスタンプを付与するためにタイムスタンプサーバにアクセスします。そう、ここでプロキシの壁に阻まれるのです。
そこで、プロキシの内側にタイムスタンプサーバがある場合は -tsa オプションに url を指定し、無い場合にはやむを得ないので -tsa none と指定してタイムスタンプの付与を省略します。
タイムスタンプを省略した場合は署名証明書の有効期限切れ後にインストールできなくなってしまいますが、正式に製品としてリリースするときまでは考えなくても大丈夫でしょう。
ちなみにこれは http ではなく、RFC3161で定義された Time-Stamp Protocol(TSP) で、318番のポートを使用するので -Dhttp.proxyHost 等で設定してもダメです。
socksで通れば -DsocksProxyHost を指定することでできるかもしれませんが、私の環境ではまだうまく行っていません。
今回は前回の Chrome のような目玉はありませんでしたが、また何かあったら追加していきます。
